カッティングシート編
カッティングシートの貼り方には、2つの方法があります。
1つがドライ工法(直貼り)で、もう1つが「水貼り」です。
ドライ工法 【携帯電話に貼る場合は、こちらの方法です。】
ドライ工法の場合は作業時間が短く、簡単に張り付けができます。
一度貼ると位置の調整ができませんので、比較的小さいステッカーの貼り付けに用いられます。
ここでは詳細な説明は省きますが、水張りの手順で水を使わない工法です。
水張り
水張りの利点は貼り込む際に位置合わせの修正が容易にできるということです。
又、貼り込む際にシート裏面に入り込んでしまった気泡(水泡)をシートの外へ逃がしやすくする事も可能です。
デメリットとしては、水を使用することによって、施工に若干の時間を有します。
(小さな文字や細やかなロゴなどは、水分が完全に乾燥するまで対象物になかなか糊が付着しません。)
【まずは貼り込みに使用する道具をご紹介いたします。】
霧吹き
100円ショップ等で売っているもので問題ありません。
霧吹きには台所用洗剤を2、3滴入れたものを使用します。
スキージー
貼り込み用のヘラです。必要な方には315円にて販売しておりますのでお申し付けください。
【手順の説明】
1.商品を取り出して準備します。
2.カッティングシートに転写シートを重ねて貼り付けます。
◆転写シートの貼り方は専用ページをご覧ください。 3.ステッカーの表面に貼りつけた転写シートとカッティングシートを裏紙(剥離紙)からゆっくり剥がしていきます。
※転写シートにカッティングシートがしっかりと付着していないまま転写シートを剥がしてしまいますと、ステッカーが裏紙(離型紙)から離れずに切れてしまう場合が御座います。
その際は裏紙を少し戻し、裏紙側からしっかり圧着してカッティングシートと転写シートを付着させるようにします。
4.裏紙(剥離紙)を剥がし終えたら次に、霧吹きでまんべんなくステッカー(粘着面側)に水を吹きかけます。
又、貼る面(車のガラスなど)にも水を吹きかけます。
5.次にステッカーを手に持ち、貼り込み位置を慎重に合わせていきます。
6.ステッカーの貼り込み位置を希望する位置に合わせることができれば、次はスキージーを使って実際にステッカーを貼り込んでいきます。
スキージーでステッカーの中心から外へ向かうように擦って水と気泡を逃がしていきます。
できる限り水や気泡が残らないように注意してください。
7.ヘラを使用してステッカーの貼り込みが完了すれば、このままの状態で水分がある程度乾燥するまで待ちます。
吹き付けた水が乾燥すれば、対象物への粘着力が強くなります。
8.水分がほぼ乾燥したことを確認したらもう一度、ステッカーの表面を再度同じようにこすり、しっかりとステッカーを貼り込む対象物に粘着させます。
9.次に透明の転写シートをゆっくりと慎重に剥がしていきます。
この際、ステッカーが完全に貼りついていない状態、つまり、転写シートの方にステッカー全体や一部が付いたままの状態で、転写シートを剥がさないように注意してください。ステッカーの貼り込む位置がずれてしまったり、ステッカーが切れてしまう場合があります。
その際にはその部分のステッカーを転写シートの上から指やヘラで再び対象物に押しつけると貼りつく場合があります。
10.転写シートを無事にすべて剥がし終えれば、後は水を拭き取るだけです。
シートと対象物に付着した水をタオルなどで叩くように拭き取っていきます。
この時、タオルがステッカーに引っかからないように注意してください。
11.以上の工程でステッカーの貼り付けは完了です。お疲れ様でした。
今回ご説明致しました手順が全ての場合に有効なわけではございません。
ステッカーの大きさや種類などにより臨機応変に対応していただければ幸いです。
尚、ご案内方法を実施した結果施工に失敗した場合などについては責任を負いかねますのでご了承ください。